🎪 NEXT STAGE 🎪

2019年8月
熊谷有芳 演劇生活20周年 ―ミセスアガリスクの夏―

●Mrs.fictions
ザ・ミセスフィクションズ4『月がとっても睨むから』
8/3(土)〜8/12(月) @すみだパークスタジオ倉
<公式サイト> <詳細・予約(当ブログ)>

●アガリスクエンターテイメント
第27回公演『発表せよ!大本営!』
8/15(木)〜8/20(火) @駅前劇場
<公式サイト> <詳細・予約(当ブログ)>

◎20周年記念!予約特典あります《詳しくはコチラ》


2019年09月13日

鵺的『悪魔を汚せ』

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あたしゃ心ががボケボケですよ。

観劇後は最低すぎて涙出そうでした。
カーテンコールで俳優さんの顔見たくなかったし、ダブルコールなんてもっと勘弁して欲しかった。

という書き出しで始まりますが、「素晴らしすぎた」の意です。

鵺的『悪魔を汚せ』観劇してきました。
再演、チケット完売、当日券チャレンジ。
当日券チャレンジなんて大人計画の『キレイ』のために3時間コクーンの外で並んで以来二度目かも。
今回はスッとゲットできて本当によかったよ。

観劇前に奥野さんの写真集のサンプルをパラっと見て最高に癒されたけど、開演すぐにもう最低な気分になったし終わった時には最低の底辺にいたよ。

何故こうも最低な気分なのに面白いんでしょうか。
絶対に降りられないジェットコースターにずっと乗ってるみたいでした。
や、ジェットコースターは最高に好きなんですけど。
お芝居の全体の波の中で急降下するタイミングが何度もあって、なんてやさしくないんだ、心臓止まるぞ、という演出が何度もあって、これがサイコ〜〜〜でした。

こんな家に生まれなくてよかったと心底思いましたし、
いや、自分が能天気なだけなんじゃないの、と疑いの眼差しも生まれてしまうような、
そんな、とにかくやさしくない演劇でした。

福永マリカさんが悪魔すぎてすばらしかったです。
カーテンコールでチラッと見た彼女の顔がおそらくノーマル福永さんの凛とした姿で、それになんだか戸惑いました。
「お、おまェェェ…!!!!ついさっきまで…!!!」
という謎の恨みと
「やっぱり美人さんだなぁ」という率直な思いとが混ざり合ってパニックになったので目を伏せました。

最後のほうは演劇観てるんじゃなくてデスメタル聴いてるんだと感じました。

綺麗は汚い、汚いは綺麗だなんて、そんな。
汚いもんは汚いわね。

いやしかし最低すぎる言動とか行動は笑っちゃいますね。
そこらへんをショーアップしてる感じの演出がエンターテイメントだなと思いました。
暴力って、程度の低いかわいらしいもんだと笑っちゃうけど、度を超えるとやはり弾きますね。
ここらへんの線引き?ってどうなんでしょう、人それぞれでしょうか。

観てる最中体になんか取り憑いたんじゃないかってほど体の重心が下に下に重くなってるのを感じました。
動かそうと思えばひょいと動かせるんだけど、
観てるだけだけど、体もあのおぞましい物語の前に警戒してたんすかね。
ああいう感覚は普段そうそう得られるもんじゃないので、シンプルに尊かったです。
気分は最低なんですけど(笑)

あと舞台美術がすばらしかったです。
古い家屋の一角にある西洋風な和室が、まるで教会みたいな、あのステンドグラス風な障子や欄間の効果かしら。
神やら悪魔やらそういう概念的なものが顕在化してるみたいな、教会を巣窟にしてる悪魔たちみたいな、悪魔ってかそいつらは人間なんだけど、
不気味な美しさがありました。
ここまで書いて思ったけどお化け屋敷ですねこれは。

という、ここまで完全にノックアウトされて思っちゃうわけですよ、自分は甘ったれて生きてんじゃないのか、とか。
のほほんと生きちゃってるんじゃないの、みたいな。

あの悪魔みたいな妹のフィルターを通して見ると、
「いい人」に対して猜疑心しか湧いてこない。
あの姉や義姉のようないい人の無事を願って見てしまったからには、わたしも「いい人」側の人間なんだと思う。
そこに悪魔が「曝け出しちゃえよ…ケケケ…」ってやってくるから怖いものです。

見終わった後に頭が痺れるみたいな、
だいぶ非日常を味わったもんで、「ああ平和ボケしてんのかしら」と思ったりしちゃいました。
それはある意味ではいい事なのに、なぜそれが悪いことのように思えちゃうんだろ。

ということで、
鵺的の『悪魔を汚せ』は素晴らしいぞという話でした。
観れてよかったー
ほんとによかった!!
posted by 熊谷有芳 at 22:41| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月30日

4日後に始まるからサ

多忙の極み、その隙間にこの文章をしたためる

文章っていうか、宣伝、お知らせ

大事なことだからサ。

さてさて、4日後に8月の連続公演の一発目が開幕します。

Mrs.fictions『月がとっても睨むから』

珠玉の台詞・シーンたち。
こんなにもやさしくいとしくかわいらしくお洒落でダサい台詞を書けるのは中嶋さんだけだよ。
すごく大好きな作家であり演出家。

「罪」のお話を包み込む諦めと優しさと。
軽やかに重く、罪の在り処や深さを描写します。
好きな台詞数えきれないかも。

さて、この作品は昨年の夏に上演しようとして製作の進行により延期となりました。
多くの批判をいただき、真摯に受け止めて、
この一年、準備をしてきました。

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悪あがきはいつまでもするんだ、だから悪あがきなんだ。

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こんな罪深いわたしたちを、よかったら笑いに来てください。

◆  ◇  ◆  ◇

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Mrs.fictions
ザ・ミセスフィクションズ 4
『月がとっても睨むから』
8/3(土)〜8/12(月)
すみだパークスタジオ倉


◇  ◆  ◇  ◆

8/15(木)からはこれに出ます

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アガリスクエンターテイメント
『発表せよ!大本営!』
8/15(木)〜8/20(火)
駅前劇場

チケット予約

posted by 熊谷有芳 at 00:25| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月19日

終演しました!さつまゴルフリゾート×アガリスク「週末ドラマナイト」

ちょい過ぎましたが、

さつまゴルフリゾート「週末ドラマナイト:ART VACATION 2019 in SGR」、全日程を終えました!

ご来場のみなさまありがとうございましたー!!


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わたし達にとっては初めての挑戦で、さらになかなかのハードスケジュールにドキドキする部分もありながら、
終わってみれば大成功の企画でした。

ホテルのスタッフさんの優しさ・ご協力あってのこの企画。
途絶えないでほしいな。
特に支配人さまの熱意ったら素晴らしくて。
毎日勇気をもらって舞台に立つことができました。
「舞台に」と言っても、それはホテルの一室だったり、レストランだったり…
面白い企画だったなぁ。
素晴らしい経験ができました。

唯一悔いがあるとすれば、本番に集中しすぎて、この期間に申し込まなきゃいけなかった野球のチケットのことを忘れたことです。
福浦さんの引退試合…くぅ…
めげずに次のチャンスに挑みます。

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しかし、それほどまでに演劇に集中させてもらえる環境だったのです。
寝食何一つ困らないどころか美味しすぎるごはんに広い露天風呂に素晴らしい景色…
行き届いたホテルというのは、施設もそうだけどやっぱりお心遣いだよなぁとひしひし実感。
また泊まりたいもの。
だし、ゴルフやりたい人にはほんとにオススメですよ、さつまゴルフリゾート。


さて作品について。


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『ここだけの話』
脚本 高橋いさを
演出 冨坂友

今回の企画のスタートであり、メインストリームとなる作品。
これに出れることになったのがそもそもめちゃくちゃ嬉しくて。


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明日香が高倉をハチャメチャに振り回しながら、
一個人の離婚・結婚という非常にミニマムな問題を、
大きな壁として提示して乗り越えんと描かれてるのがとても人間臭くていいなぁと思いました。


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やってることはすっごくシンプルで、
どこまでも奥深く出来る懐の深い脚本が魅力でした。

そこにアガリスクらしい冨坂節を加えてやさしいシチュエーションコメディに。
伊藤さんのやさしさと愛嬌もあって、愛すべき作品になったなと、個人的にとても気に入っています。

またやりたい。


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あとは、ウェディングドレス(超超超豪華)をご用意いただいて着れたのも役得でした。
重くて長くて大きくて扱いは大変だったけど、4日間でめちゃくちゃ慣れました。
もうウェディングドレスで走れます(笑)
前田に手伝ってもらったおかげで、1分で着れるようになったしね、
ウェディングドレスの仕事お待ちしてます(?)


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あと初めてお芝居でビール飲んだ◎
イェーイ


わたしはもう一つの作品にも出演。


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『それからの話』
脚本・演出 冨坂友

『ここだけの話』のスピンオフとして書かれた新作短編。

鹿島がボケて、伊藤または熊谷がツッコミ倒す、
なんだか新鮮な作品でした!

難産だったけど、いい感じに出来たんじゃないかしら。


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ツッコミはむずいな〜〜と思いながら頑張りました。


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後半は高倉と明日香の話になるんですが、
二人とも過去にちょっと傷を抱えた者同士。
だからこそ明るく前に進むのが泣ける、じんわりあったかな作品でした。
これ単体よりは、『ここだけの話』『糸と糸』観てからのラストとして観る方が、何倍もグッとくる気がします。

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会場となるレストランが大きな窓のあるところで、
開放感すっごい!
本物の朝の時間の景色がそこに広がっていて、すごく贅沢なお芝居だったなぁ〜
お天気が毎日違うからお芝居も変わるしね。
面白かった!


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この4泊5日をずっと劇団員と過ごして、
ツアー公演ももう何度もやってはいるけど、
面白い人たちの集まりで毎日楽しかったです、と改めて。
朝が早いからお酒をあんまり飲めなくて残念だったなぁ。
まぁわたしは昼の公演で飲んでるし余りの瓶を一人で空けてんだけど(笑)

最終日は朝の公演が終わってから、足を伸ばして知覧まで。
伊藤さんが車を運転して、後部座席はずっとイントロクイズしてキャッキャしてた。


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知覧特攻平和会館へ。
特攻兵たちの遺書などがメインで展示されていました。
信じられないような言葉たちや、
本音の漏れた言葉に胸を打たれたり。

もっと時間があればゆっくり見たかったです。


そんなこんなで長かった鹿児島ツアーが終了。
また行きたいぞ、鹿児島!
またやりたいぞ、さつまゴルフリゾートで演劇!

頭を切り替えて今は『月がとっても睨むから』と『発表せよ!大本営!』をバリバリ稽古してます!
ぜひ観に来てくださいませー


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8/3(土)〜8/12(月)
すみだパークスタジオ倉



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8/15(木)〜8/20(火)
駅前劇場


▽▼予約特典プレゼント▼▽
…熊谷扱いのチケットをご購入の方へ、ポストカードをプレゼント!

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posted by 熊谷有芳 at 13:09| Comment(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする